ベタを飼う前に
トピックス
・ベタの性質
・ベタの飼育環境
・ベタの飼育施設(飼うとき必要な物、説明)
・予算合計
・え?これなくてもいいの?

ベタの性質
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ベタは闘魚です!♂同士はもちろん、♂と♀だってどちらかが死ぬまで殺し合いをします。
どちらかが死んだとき、もう一方も虫の息です。
絶対に一緒に泳がせないコト!!
「うち2匹飼ってるけど、大丈夫ですよ?」ってかた要注意
そんな方、いました。でもあるひ「いきなり本能がめざめ・・・死闘の末片方は死に、片方も虫の息です」という話しをぎしは2件ほど見ています。
「2件すくないじゃん」ではなく。
そもそも2匹一緒に飼う人って殆どいないんですよ!
また、
他の魚との混泳も極力さけましょう
だいたいの魚は一緒に泳げないと思ってください。その中でも一緒に泳げる可能性があるのは
オトシンクルス
コリドラス
どじょう
等などのなまず、どじょう類ですね。それでもベタに敵と思われたら瞬間
ドキューン!!ですので、この子達を別環境で飼える人だけ、試して見ましょう。保障しませんけど。
ここまで言うとなんという凶暴な奴!と思われるかもしれませんが、ベタは飼主を覚えてなついてくれる、かわゆい奴です。
よく一緒に飼えそうと勘違いして買っている生体が、
ネオンテトラ等のカラシン、ミナミヌマエビ・ヤマトヌマエビ・シュリンプなどのエビ類。
確実に危ないです。やめましょう。


ベタの寿命
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ベタの寿命は一般的に2年前後。
お店で売られているときは大体半年なので、一緒にいられるのは1年半くらいだと考えてあげてね。
ただし、3年くらい生きる子も結構多くいますし、管理人が聞いた話では6.7年生きたっていうツワモノも居ます。
生き物だから、最後まで責任をもって飼育しましょう!!
あと、繁殖をすると寿命が縮むっていう説もあるので、必要のない繁殖はしないように!

ベタの飼育環境
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ベタは、コップでも飼えると言われ、実際知らない人はコップで飼ってしまいます
ベタは他の魚とは違って、水面まで空気を吸いにきます。エラ呼吸じゃないんですね〜。エラでも呼吸するらしいですけど。ラビリンス器官というなんとも素敵な器官で、酸素を吸収するのです。
ですが
コップで飼育するのは、ベテランベタラー(?)でも困難です。理由は

・水が少ないと、水温の変化が大きくなる
・水が少ないと、水質の変化が顕著になる
・コップのような小さい容器だと、ベタの飛び出し事故が起こる
・水とまちがえて飲んじゃったら大変だ(・А・;)O DO RI GU I !
等など。

つまり、ベタは水温がしょっちゅう変わる部屋では落ち着かないし、水質の変化が早い部屋だと病気になりやすいってこと。
いうなれば電話ボックス。
せっま〜い部屋で、睡眠食事排泄風呂全部やるとなれば、そりゃあ人間だって体こわしますよね!
そして
ベタはジャンプの達人。甘くみちゃいけません。軽く5センチくらいは飛び越えます。気付いたら干物になってた!なんてヒトも少なくありません・・・。

なので水槽は
最低でも!!1リットル以上の物を用意してくださいね!
初心者であればあるほど、容器が大きい方がベタも安心飼主も安心。
ていうか夏場は1リットルじゃむしろ不安。4リットルくらいほしいかなぁ。

また、薄暗い場所を好むので、ライトはつけない方が良いです。直射日光はもちろんアウトです。(どんな魚でもアウトだと思うんです)


ベタの飼育施設
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で、ここでやっと用意するもの。(カッコ内はオススメ)
☆水槽(5L位)
☆水(弱酸性)
☆水温計(150円)
☆ヒーター(26度固定のオートヒーター)
☆フタ(水槽についてればそれで、無ければ適当に)
☆エサ(色揚げ効果有りの金魚のエサ)
☆スポイト(ホームセンターでうってます)
・フィルター(テトラAT-20)
・水草(マツモ)
・隠れ家(土管Sサイズ)

よりよく勉強すっぜ!てヒトにそれぞれ解説!
水槽 予算100円(100円均一で売ってるパスタケース、オススメです。オシャレでフタもついてるので)
大きさは1L〜20Lまでとしましょう。
先ほど述べた通り、
狭いと水質悪化が顕著になりベタに悪いです。また逆に広すぎると、ベタは泳ぎ回らない魚だし狭いところが好きなので落ち着かないのです。つかれちゃうよ〜〜
材質はガラス・アクリル・プラスチックなんでも良いです。
管理しやすいのは大きい水槽。梅酒ビンなんかも良いと思います。

水予算0円(カルキさえ抜ければタダ)
ベタは弱酸性の水を好みます。でも中性で全然平気。水道水は中性です。
ただし、水道水には殺菌のために「塩素・カルキ」が入ってます。
カルキは魚を殺します
浄水機でも良いですが。
カルキを抜くにはバケツに水道水をいれて一日放置しておくだけ
カルキ抜きは液体が便利みたいです。アクアセイフ(重金属の無害化)も併用すると尚よし。
天然水とか、湧き水はだめ。PH(中性・酸性・アルカリ性)や硬度(水の硬さ)が魚には合わないからです。コストもかかるし。
また、
ショップから魚を連れ帰ったら水あわせが必要です。
最初は袋のまま水槽に浮かべ、水温をあわせます。(30分)
つぎに袋をあけ、水を袋にはいってる水の3分の1だけいれて放置します(30分)
さらにおなじだけ水をいれ、放置します(30分)
で、同じ事をもっかい30分。
ふくろを水槽にしずめ、自然と魚が水槽に出れるようにします。
30分しても魚が袋からでてなければ、もう出しちゃって良いです。

水温計予算200円(多分おつりきます。ホームセンター・ショップにて)
初めて飼う人には軽視されがちですが、これ、
いっちばん重要だと思ってください!
ちっちゃくていいです。150円で売ってます。
ベタの適温は27度前後。30度くらいでも大丈夫です。
逆に24度だとちょっと寒いので若干病気になりやすいです。

ヒーター予算1200円(これで買えない事もあるので多めに2000円もってけばいいです)
冬場、ヒーターなしで生きる子もいますが、はっきり言って拷問です。愛情そそいでるから、とかそういう問題じゃなく、
寒いもんは寒いのです。地方によりますが9月にはヒーターを用意しましょう
夏場、エアコンで水温が1日に3度以上動くような人や、エアコンで水温がキープできなくなってる人は1年中いれときましょう。
オートヒーターで26度をキープしてくれるものが1200円くらいで売ってますから、これでいいですから買って下さい。
ベストなのは「温度を自分で決められる」ダイヤル式オートヒーター。ただこれちょっと高いです。つっても3000円くらい。
これがあると、27度に設定できますし、簡単な病気なら30度にすれば治るってものもあるので。お金に余裕があるならこっちを買ってしまいましょう。

フタ予算100円?(100円均一のプラ板とか下敷きとか。パスタケースにするならナシ。)
先に述べた通り、ベタはジャンプの達人です。
ぎしはその昔2センチ四方の小さな穴からジャンプして干物になってしまったベタを飼っていました。
もちろん水槽のフチから水面までは5センチほどの余裕があったにもかかわらず。
かわいそうですよね。ぎしも悲しいですし。それからその穴にはフタの穴にフタしてある状態です。
フタ必須

エサ予算200円(金魚のエサでもベタのエサでもこれだけあれば充分。)
エサ代がかさむ、近所にベタのエサがないという方に朗報。
金魚のエサでいいです。でも「色揚げ効果!」って書いてあるやつで、粒がちっちゃいやつね。
ベタはお上品なので小さいのが良いです。一つぶ1ミリくらい。
また、飼ったはいいけど、エサたべない!やっぱり金魚のエサだからかなぁ」とかんなこたーないです。
4日しても食べないようなら熱帯魚の「フレークフード」とか、金魚の「沈むエサ(沈下性のエサ)」を上げて見てください。
ショップにいるころ、ベタはリッチなことに冷凍アカムシを食べてるコトが多いので、グルメに成り下がっております。
じゃあ冷凍アカムシでいいじゃん。とはならないのです。動物性タンパクだけだと栄養失調になり、いろんな病気を引き起こします。冷凍アカムシはやわらかくて沈むので、「やわらかいフレークフード」か「沈むエサ」ってことですね。
それでもダメならアカムシでも良いですが、ずっとアカムシばかり上げるのはベタには良くありません。
合成飼料は栄養分が計算されているのでバッチリです。

スポイト予算300円(熱帯魚用品コーナーでうってます。長いやつ。ピペットともいう)
ウンチの掃除、エサの食べ残しはお掃除しなければなりません。両方水よごしますから。毎日掃除するって人もいれば、週1って人もいますが、それは水槽の大きさの違い。小さい容器で飼う人は、
こまめに掃除して上げてください
(補足。ウンチはアンモニアを出します。水中にバクテリアが形成されていれば、バクテリアがアンモニアを亜硝酸に換えます。さらに違うバクテリアも形成されていれば、亜硝酸は硝酸に分解されます。しかし、
アンモニアと亜硝酸は魚にはとっても有害。硝酸まで分解してくれるバクテリアがついていれば良いのですが、見ただけじゃわかりません。なのでこまめにウンチの掃除をして、なるべくアンモニアが溶けださないようにしましょう)

フィルター(1500円くらい)
なくてもいいです。外部フィルターなんかが一般的。あると水が長い間キレイなまま保たれます。ただしベタは水が動くのを嫌うので、
水流の調節が出来るものが良いでしょう。最弱に設定し、かつ水草や木炭などで水の出口をガードするのです。かつ、1ヶ月に1回フィルターの交換が必要です。洗って再使用、できません。(´・ω・`)しゅん
水槽の底面積が30×15以上あればエアポンプでもギリギリ大丈夫です。エア量の調節はしましょう。

水草(300円くらい)
あるとベタ大喜びです。二酸化炭素の添加やライトを必要とない、「マツモ」や「アマゾンフロッグビット」「アナカリス(オオカナダモ)」等がおすすめ。ただし「アヌビアスナナ」「アマゾンソード」等の硬い葉を持つ物はヒレの長いベタを傷つけるコトがあるのでやめておきましょう。
おなじ意味で「プラスチック製の水草」もだめです。ヒレが真っ二つになります。
あと水草は酸素をだすので、若干水がきれいになります。

隠れ家(500円くらい)
土管やツボ等、ベタは狭いところ大好き。狭いところにはまると安心して落ち着きます。わーい。でもせますぎると出れなくなって空気が吸えなくて死んじゃうよ〜〜〜

予算合計
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ここまでの予算を合計すると、必須の物だけで
約1750円
あったらいい物含めても
約4050円
ね、ベタって以外とお手軽でしょ?
トラベタ本体のが安いじゃんとか、それはそういう利益の求め方してるからしょうがないのさ。
これに病気になったときの薬代、たすとそこそこになっちゃうんですけどね。
そこまで視野にいれるなら
4000円・7000円てとこ。あればいい薬の名前ものっけときます
「グリーンFゴールド顆粒(1500円位)」「グリーンFリキッド(1000円あれば買える)」
ま、こんなもんでしょ。薬は病気になってからでいいですよ。近くにショップがあるならば。
近くにないなら買って置いても良いですが、保存期間とか冷暗所で保管とか、あります。

え?これなくていいの?
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って、普通魚飼うときって砂利とかひくよね?
と思った方。
あってもいいんですけど、
あるとむしろ管理がめんどくさいです。スポイトのとこでかいたように、ウンチを掃除するとき、砂利があるとすっごいウンチわかりずらい。しかもスポイトにつまる。砂利のしたにもぐりこむ。
なので
初心者の人は砂利、使わないほうが無難です
水草を植えたい人は、小さい素焼の鉢がありますから、そこに砂利つめて水草植えて水槽におくとか、どうでしょか。
ベテランの方は砂利(底床)ひいたってください。
バクテリアはそこに定着します。ただしぎしは砂利の管理ができません。なんで水かえても水黄色いんだろうと思って、砂利あらったら水が真っ黒不透明になりました。恐ろしいですね!!
→08年6月補足 底面ろ過つかえばいいよ!

ベタの水っていうの売ってたヨ?
しってますでも実際ぎしの家ではそれを使わず、現在約2歳の子がおります。なくても良いってことですね!

以上です。わーい。